電気代が安くなる?[電力自由化]で得する方法


2016年4月1日からスタートした「電力小売り全面自由化」(電力自由化)。
電力自由化とは、自宅などで契約する電力会社を、自由に選べるようになるシステムです。

このサイトでは、電力自由化により電力会社を乗り換えたいと考えている方や、よりおトクな新電力会社を探したい方に、役に立つ情報を分かりやすくまとめています。

住んでいる地域から電力会社を選ぶ

東京電力エリア・・・茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県の一部(富士川以東)
中部電力エリア・・・長野県・岐阜県・愛知県・三重県・静岡県の一部(富士川以西)
関西電力エリア・・・福井県の一部・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
北海道電力エリア・・・北海道全域
東北電力エリア・・・青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、新潟県
北陸電力エリア・・・富山県・石川県・福井県の一部・岐阜県の一部
中国電力エリア・・・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県
四国電力エリア・・・香川県・徳島県・愛媛県・高知県
九州電力エリア・・・福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県
沖縄電力エリア・・・沖縄県

電力会社を選べる時代に

これまでは、関東なら東京電力、関西なら関西電力と、地域ごとに決められた電力会社としか契約できませんでした。そのため「契約する電力会社を選ぶ」という考え方は存在しませんでした。
2016年4月の電力自由化では、東京電力や関西電力などの地域電力会社だけでなく、新規参入したその他の電力会社(新電力会社)とも自由に契約できるようになりました。電力会社によってさまざまな料金プランがあるので、どの料金プランを選ぶかによって電気代が違ってきます。
つまり、電力自由化のしくみを理解して、自ら情報を集めることが、電力会社を選ぶはじめの一歩となるでしょう。

電力小売りに参入しているのは全国で200社以上あります。→「登録小売電気事業者」

電力自由化のメリット・デメリット

電力自由化によるメリットとしては、
・電力会社同士の競争により電気代が安くなる
・セット割引、セット契約の登場による優遇が受けられる
・太陽光や風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーが選べる
などがあります。もっとも大きなメリットはやはり「電気代が安くなる」という点でしょう。

一方、電力自由化によるデメリットとして考えられるのは、
・自分で電力会社を選ばなくてはいけない
・電気代がこれまでより割高になる可能性も
・電力の安定供給に対する不安
といったものがあるでしょう。
電力自由化
(画像:資源エネルギー庁のパンフレットより)

新電力への切り替え(スイッチング)・新規申し込み

新電力会社など、ほかの電力会社に契約を切り替える場合は、切り替え先に申し込むだけで手続きが完了します。
新電力への切り替え(スイッチング)申込方法・費用は?

ほとんどの新電力会社では、ウェブサイトやアプリを使い、ネット上でいつでも請求内容や電力使用量などを確認できます。
新電力では、請求書(払込用紙)・領収書・検針票の発行が有料に。ウェブでの確認が原則

マンション・アパートなどの集合住宅でも、原則として電力会社が自由に選べます。引っ越し先で新規に申し込むのも簡単です。
マンション・アパート・賃貸物件でも新電力に切り替え可能?引っ越しで新規契約(再点)は?

電力比較サイトを活用する

電力自由化で電力会社を選ぶ方のために、さまざまな電力比較サイトが登場しています。
電力比較サイトは、さまざまな電力会社の中から、自分に合った電力会社を簡単に探し出すことができる便利なサービスですが、利用する上で注意すべき点もあります。
電力自由化比較サイトで電気プラン選びする場合の注意点は?

ライフスタイルや環境意識でも選べる電力会社

電力自由化に合わせて、さまざまな異業種から多くの会社が、電力の小売りに参入しています。これらの新電力会社からは、ガスや携帯電話、ガソリンやインターネット(光回線)などとのセット割引が提供されており、ライフスタイルに合ったセット割引の電力を選ぶことで、より多くのメリットを受けることもできます。

また、再生可能エネルギーによる電力の割合が高い電力プランを選んだり、特定の地域や発電所で発電された電力の割合が高い電力プランを選んだりすることで、環境に配慮した電力を買うこともできるようになりました。
再生可能エネルギーへの取組み
(画像:関西電力ホームページより)

スマートメーターの導入

電力自由化に伴い、各家庭に設置されている電力使用量を計測するための電力メーター(電力量計)が、デジタル式で通信機能も備えたスマートメーター(次世代型電力量計)へ順次交換されていきます。
これまで設置されていたアナログ式の電力メーターでは、検針員が毎月各家庭を廻ってメーターの数値を読み取っていたため月単位の電力使用量しか把握できませんでした。これがスマートメーターになると、通信回線を使って電力使用量を自動的に送信(自動検針)。また、30分ごとの電力使用量データがリアルタイムでチェックできるようになります(「電力使用量の見える化」)。

スマートメーターへの交換は原則無料だということを頭に入れておきましょう。
「スマートメーター詐欺」にご注意。電力自由化でメーター交換費用は原則無料

中部電力|スマートメーター
(画像:中部電力ホームページより)

私たちの生活や社会は、電力自由化でこう変わる!

電力自由化で一番期待されているのは、やはり電気代が安くなることです。自分に合った電力会社を上手に選ぶことで、毎月の電気代がおトクになるでしょう。
また、通信会社や小売業などの異業種が電力小売りに参入することで、セット割引が受けられたり割引クーポンがもらえるなど、ライフスタイルに合ったメリットを受けるチャンスも増えそうです。
ほかにも、スマートメーターの導入により、省エネ化サービスや見守りサービスなどが手軽に利用できるようになることも期待されています。
ECO

これまで通りでもOK

ちなみに電力自由化が始まってはいますが、これまで通り地域電力会社との契約を継続することも可能です。この場合は、何も手続きをする必要はありませんし、電力会社を選ばないからといって電力が止まる心配もありません。「いろいろ考えるのは面倒だ」という方は、とりあえず何もしなくても大丈夫なのです。